計算をする順番は、小中学校で習った順番と同じです。
1.カッコの中を計算する
2.掛け算を計算する
3.同類項をまとめる
4.降べきの順に並べる
です。実際にやってみましょう。
例)\( A = 2x^2 + 3x +1 , B = 4x^2 – x – 1 \)とするとき
\( 3A – B \)を求めてみましょう!
\( 3A – B = 3(2x^2 + 3x +1) – (4x^2 -x – 1) \)ですね。
1.のカッコ内は計算済みですので、2.の掛け算を分配法則を使っていきます。
\( = (3 × 2x^2 + 3 × 3x + 3 × 1) + \{(-1) × 4x^2 + (-1) × (-x) + (-1) × (-1)\} \)
少ししつこいくらい書きましたが、分配法則はカッコ内の全てにかかります。
慣れてきたら、この行は省略しても構わないでしょう。
\( = 6x^2 + 9x + 3 -4x^2 + x + 1 \)
次に3.同類項をまとめていきます。
\( = (6 – 4)x^2 + (9 + 1)x + (3 + 1) \)
これを計算して
\( = 2x^2 + 10x + 4 \)
4.降べきの順に並んでますので、これが答えとなります。
最後に\( x \)に値を代入して検算もしておきましょう。
係数だけ確かめたいときは、\( x = 1 \)とすれば、確かめられますね。