数学

集合とは(記号の導入)

1から10までの整数の内4の倍数を集めてみました。

このように条件を満たすものの集まりを集合と言います。
この場合は、赤字部分ですね。
このとき、”4”や”8”のことを集合の要素と言います。

集合の表し方は、{4,8}と並べて書くか、
{x|xは1から10までの整数のうち、4の倍数}と書きます。
後者の表し方で1つ注意しなければいけないことがあります。

集合に入るか入らないかが、はっきりと分かることです。

”大きい数の集合”などは、人によるのではっきり分かるとは言わないのですね。

\(a\)が\(A\)の要素のとき、\(a\)は\(A\)に属する。
と言い。\(a \in A \)と書きます。

AとB両方に属する要素の集合をAとBの共通部分と言い、
\(A \cap B\)と書きます。
図で輪の重なっている部分です。

AまたはBの少なくとも一方に属する要素の集合を和集合と言い、
\(A \cup B \)と書きます。
図の青い部分全部です。