数学

数と式


(整式)=(単項式)+(多項式)

つまり整式とは、単項式と多項式を合わせたものを指します。
ここで、単項式を項が1つしかない多項式と考えると、
整式とは多項式のこととも言えます。

さて、聞きなれない言葉がたくさん出てきたと思います。
一個一個確認していきましょう。

単項式とは。1つの項でできた式です。
そこで、項とは何かという話しになります。

積・乗法・掛け算(言いやすいもので大丈夫です。)
で表されたものです。

例えば
\( 3xy(=3×x×y) \)や\(-5a^2b(= (-5) ×a×a×b ) \)などですね。
このときの\(3\)や\(-5\)を係数と呼び、掛け合わされた文字の個数を
次数と言います。

\(3xy \)なら次数は2で、\(-5a^2b \)なら次数は3です。

単項式なら項が1つ(単)です。
それに対して多項式は、単項式の和・加法・足し算で表されたものです。

例えば、\(3xy + (-5)a^{2}b \)や \(2x^2+ 5x + 9 \)など無数にあります。

ここで一つ注意ですが、整式が一つ与えられたとします。

例えば、\(2x^{2}y+xy+5y^{2}\)などですが、普通は\(x\)についてとか、\(y\)についてとか一言付きます。

そしてここが厄介なのですが、\(x\)についての整式と書いてあったならば、
\(y\)は係数として扱います。

つまり、\(2x^{2}y+xy+5y^{2} \)は\(x\)について2次式なのです。
ちょっと次数とごっちゃになりますね。

一歩進みましょう。整式(多項式)の計算に入ります。

文字の部分が同じ項を同類項と呼びます。
その項は、係数を計算して、まとめることができます。

例)\( 5xy+3xy=(5+3)xy=8xy \)

簡単になりましたね。さらにもうひと手間かけます。
降べきの順(昇べきの順)に並び替えて終了です!

例)\(x \)についての多項式を降べきの順に並び替えよ。

\( 3x+2y^{2}-5+3x^{2}=3x^{2}+3x+2y^{2}+5 \)

となります。\(x \)についての次数が2,1,0,0となっているのが分かると思います。
昇べきの順は、この逆です。

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